
風水師になりすました詐欺師がWhatsAppグループで被害者を誘っているとして、警察が注意を呼びかけています。

SCMP(サウスチャイナ・モーニング・ポスト)によりますと、風水師や投資専門家のヒントをもとに選ばれたという「株」を騙されて買わされ、185人の香港市民がわずか1週間で合計1億香港ドル(20億円)以上を失ったことが明らかになったということです。
CyberDefender(サイバーディフェンダー)の注意喚起によると、風水を使って銘柄を選ぶことを宣伝する投稿がソーシャルメディア上に多数あり、WhatsAppグループに参加することで、風水師や投資の専門家から独占的なヒントを受け取ることができるとうたい、偽の取引サイトにアクセスさせたり、アプリをダウンロードして株を買うように誘われる手口が発生しているということ。
また別の手口では、著名な風水師のアシスタントと称する人物からWhatsAppメッセージが届き「不運な出来事に遭遇する可能性がある」などと巧みにだまし、災いを避けるために「寄付」をするよう説得され、被害者は6日間で計24回、392万香港ドルを銀行口座に振り込むよう指示されたという。約1週間後、被害者は本物のアシスタントからテキストメッセージを受け取り、それが詐欺であることに気づいたとのこと。
警察は、投資を行う前に、Scameterなどの検索エンジンでチェックをするよう呼びかけています。
ウェブサイトやアプリからもアクセスできるCyberDefenderのScameter(スキャメーター)は、不審なウェブアドレス、電子メール、プラットフォームのユーザー名、銀行口座、携帯電話番号やIPアドレスを特定するのに役立つとのこと。
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