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香港衞生署衞生防護中心(健康保護センター/CHP)は、特に持病などのない健康な57歳の女性が麻疹(はしか)の潜伏期間中にマレーシアを訪問し、帰国した翌日に発症したと発表しました。

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同センターによると、この女性は3月16日から疲労感、倦怠感、筋肉痛、頭痛を呈し、3月20日の朝に発疹が現れたため、同日午後に救急外来を受診、気道と血液からそれぞれ麻疹ウイルス免疫グロブリンM抗体が検出されたとのこと。

その後麻疹と診断され、同病院に入院しましたが、病状が安定したため退院しました。
またこの女性はMTRの職員ということで、発症前日にホンハム(紅磡)の海逸酒店(ハーバープラザホテル)で開催された、MTR職員アンニュアルディナー(年次晩餐会)に出席していたことも確認されています。

今月に入って香港でも麻疹の発症者が増えていますが、麻疹は感染力が強いため、特に予防接種を完了していない人、これまでに麻疹にかかったことのない人は、感染した場合ほぼ発症します。そのため同センターは、香港特別行政区生まれでない場合、幼少期に麻疹の予防接種を受けていない可能性もあるため、予防接種の記録に注意するよう香港市民に喚起しました。