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マカオ司法警察局は、7月1日、広東省と香港の警察当局と合同で越境不法賭博犯罪組織の摘発を実施し、国境を越えたギャンブルシンジケートのトップ、及び幹部を含めたメンバー50人を逮捕したと発表しました。

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地元メディアの報道によりますと、香港、マカオ、中国本土の法執行機関は、6月29日、コードネーム "破峰(Breaking the Peak) "と呼ばれる共同作戦を実行し、国境を越えた違法賭博シンジケートの取り締まりに成功、合計93人を逮捕、そのうち50人はマカオで逮捕されました。

逮捕された者の中には、シンジケートのトップ、主要メンバー、マカオ税関の職員1名も含まれていたということです。マカオ警察によりますと、2016年の活動以来、このシンジケートは違法賭博で10億元以上の掛け金を集めており、現在開催中のUEFAユーロの試合では1週間あたり7200万元以上の掛け金を集めているとみられています。

今回の摘発は警察官200人以上を動員して捜索が行われ、マカオ警察は50人を逮捕、現金800万マカオパタカ以上、携帯電話103台、パソコン26台、大量の展示品を押収しました。中国本土警察は男性38人、女性4人の42人を逮捕、8000万元を押収し、同時に90以上の銀行口座を押収しました。
また香港警察は、資金受け取り用の銀行口座を提供したとして、屯門在住の男1人を逮捕しています。

税関の職員が1人逮捕されたことを受け、マカオ税関局(C&ED)のスポークスマンは、深い衝撃を受け、職員が重大な犯罪を犯した疑いがあることは容認できないとし、直ちに内部懲戒調査を開始し、予防的に当該職員を職務停止処分にしたと述べました。

▶星島日報 三地警破跨境賭博 涉10億波纜