香港島を走る2階建て路面電車、通称「叮叮(Ding Ding)」こと香港電車(香港トラムウェイズ/HK TRAMWAYS)は、利用者の低迷と運営コストの上昇を理由に、運輸当局に運賃値上げの許可申請を行ったことを発表しました。


報道によりますと、香港電車は今週11日(火)のプレスリリースで、大人運賃をHK$3からHK$3.30の10%、高齢者運賃をHK$1.30からHK$1.50の15.4%値上げすることを、香港特別行政区政府運輸署に申請しました。
香港電車によりますと「乗降客数は新型コロナウイルス流行前の2018年の水準を15%下回っており、運賃収入が低迷、運営コストの上昇に直面している」と述べ、今回の値上げ案は「技術システムの強化や、長期的なサービス継続、人材や車両刷新への投資」のため不可欠であるとしています。
香港政府観光局も「香港の豊かな歴史、文化、日常生活を旅することができる 」と保全に積極的で、今回の調整案については、今月21日に立法院で開かれる交通委員会で議論されます。
前回値上げが行われたのは、コロナ禍の2022年で、大人HK$2.60、子供HK$1.30から約15%値上げされました。
▶HKFP Hong Kong Tramways seeking 10% fare increase to HK$3.30
▶HKFP Hong Kong Tramways seeking 10% fare increase to HK$3.30



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