香港市民たちが週末本土へ出かける「北上消費」が流行ったり、日本や韓国など海外旅行での消費、また香港へ来る観光客の消費パターンの変化なども相まって、香港内の老舗のレストランを含む多くの業種で閉店の波が続いています。


最近話題になったのは、有名老舗お粥チェーン店「海皇粥店」の急な廃業や、中環で70年の歴史を持つ「羅富記粥麵專家」の閉店など、今年に入ってから多くの飲食ブランドが店舗数を減らしたり閉業を発表しています。
また映画館の閉鎖のほか、50年以上の歴史を持ち「広東オペラの殿堂」として知られていた北角/ノースポイントの「粵劇殿堂」も今年3月に閉鎖され、演劇ファンにも打撃を与えているとのこと。
報道によりますと、香港では今年に入ってから様々な業種から30ブランド以上が廃業・撤退し、先月4月はわかっているだけでも18店舗が賃貸契約の期限切れや経営不振などを理由に、営業を停止しました。

直近ではMPFの返済を滞納していたとして香港内に多くの支店を持つ「大班麵包西餅有限公司(大班西餅)Tai Pan Bread & Cakes Company Limited」が、同日に2つの店舗を閉鎖し、経営危機に陥っているとニュースになっており、閉店の流れは5月も続きそうだということです。
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