香港天文台によりますと、現在台湾とフィリピンの間のバシー海峡にある熱帯低気圧は、南シナ海北東部を通過し北西方向を進行中で、今夜にも台風17号（Mitag／ミートク・ミクロネシア提供）へと発達し、南シナ海から華南へと進むとされています。

この熱帯低気圧は比較的小規模とのことで、香港から約300キロメートル以上の距離を保っており、現在発令中の台風シグナル警報No.1は、ほぼ終日維持される予定。

同天文台によると現在の予測では、この熱帯低気圧は、本日と明日の両日にかけて次第に勢力を強め台風へと発達、広東省東部の沿岸に接近する見込み。また、フィリピンの東にほかにも2つの熱帯低気圧が発達中で、ひとつは24時間以内に台風18号へと発達する見込みで、その後北上するとみられています。

現在のところ、台風進路予報はバラバラで、勢力や上陸地点には変動の可能性が高く、週末に香港へ上陸するという予想もあることから、今後の天気予報と台風の動きに注意が必要です。

天文台は明日の状況をみて、シグナルNo.3への格上げが必要かどうか検討するとのこと。

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